06.8.7 放置期間どのくらい?<水冷Z>



放置車をベースにレースカーをつくる

Kさんが「レースカーをつくるんだ」と、どこからかベース車を引っ張ってきました。おそらく屋外に長い間放置されていたものと思われる車両です。エンジンは他の実動のモノを積み換えることになりましたが、それにしても走れるようにしなくてはなりません。今回はどんな作業をしたのかということより、どんな状態だったかをお伝えする記事です。なかなかの迫力です。


エンジンおろし準備

クーラントを抜いてみる

エンジンを降ろす為に、まずはラジエターのドレンを抜いてみますと茶色い液体が出てきました。これは元クーラントでしょうか?量も少ないです。

ラジエター内部も

クーラントがこんなにキタナイんだから中を洗ってみようと水を入れてみましたが、その水がドレンから出てきません。ラジエター内部もガッチリ詰まっているようです。


ブレーキ

とりあえずフロントブレーキ

ブレーキのマスターシリンダーの中はブレーキフルードがすっかり抜けちゃってからっぽでした。フロントブレーキはご覧の通りドロドロのサビサビでライニングも剥がれてしまっています。ドラム自体も固着がひどく、外すのにも一苦労でした。


ほかにも・・

ドラムもきっついな〜

固着して全くタイヤが回らない状態だっただけあって、ドラム内部のサビもかなりのもんです。

スロットルケーブル

スロットルケーブルも劣化がひどく、ワイヤーはあと数本しか残っていません。


タンクもすごい!

ガソリンタンク

腐ったガソリンの香しいニオイがしていたので覚悟はしていたんですが、ここまで酷いのにもなかなかお目にかかれませんね。ホントいい匂いです。タンクは市販の安全タンクを積んで下さいね。


ほかにもいろいろあったけど・・

 
ロアアームとサブフレームの連結部もこんな感じ。ほかにも色々と激しい場面に出くわしましたが、エンジンを積み換えてとりあえず動くようにしておきました。この後、塗装やさんに直行したそうです。一段落したらさらに細かいところを詰めていくことにしましたので、またご紹介する機会があるかもしれません。そのときまで“ごきげんよう、サヨウナラ”

 

 

放置期間どのくらい?<水冷Z>
おわり