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塗装屋さんにお願いしていたボンネットがビカビカになって上がってきましたが、車体に合わせてみるとご覧の通り他とのバランスが・・・もちろん予想通りなんですけど。 さて、今回はエンジンを組み上げて調子出し、車検取得、納車までの顛末です。色つやのバランスが悪いボンネットも最終的には・・・ |
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重箱を積み上げる 空冷エンジンはシリンダー、ヘッド、カムケースと重箱を重ねるように積み上げていきます。要所要所にシールパッキンを塗って組んでいく為、ヘッドボルトを締めるまで途中で作業が停止することがないようにあらかじめパーツなどは完璧に並べて準備しておきます。(シール剤表面が乾いてしまう前に締め上げたいので)オイラの場合、この作業は電話もかかってこない深夜にスタートすることが多いです。 |
ブレーカーケース 進角ウエイトを止めてあるカムのボルトは空冷は正方向(写真矢印)、水冷EA系エンジンでは逆ネジボルトが使用されていますので注意が必要です。 |
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重要!ブラシの残量チェック 空冷(セルダイ車)乗りの方へのお願いです。走行中にCHGランプが点灯、または点滅など不穏な状態の時には速やかにエンジンを止めてください!点灯しても「家までもう少しだから」とそのまま走った結果、セルダイ自体を壊してしまうことがままあります。というわけで、ブラシの残量は定期的に確認することが重要です。ブラシ自体にも使用限度を示す線が彫り込んであります。写真の場合は矢印部分まで減ったら完全終了、「もう機能しないよ」というワケです。 |
エンジン始動 さて、各部の点検、キャブ、プラグなど組み込んでエンジンが始動しました。中古ピストンリングを使用したことによるオイル上がりの心配もありましたが、白煙もほとんど出てこないので一安心です。点火タイミング、キャブの吹けあがり、加速ポンプの吐出量などをとりあえず調整して、最終的には試乗を繰り返して少しづつ調子を整えていけばいよいよ終了、そんでもって車検だ。と思いきや次なる事件が・・・ |
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ダイヤフラムが〜 さて、試乗してみようとクラッチを踏み込んでみたら、あからさまに踏み心地がアヤシイ。ケーブルの遊びなど問題なさそうなのでカバーを開けてみたらご覧の通りダイヤフラムが割れいました。この状態だとペダルもスカスカ、クラッチの密着力も得られないので、滑っちゃって半クラに近い状態ですね。「これでよく箱根の山を越えてきたな〜、」と感心してる場合じゃないですね。 |
クラッチまわりもオーバーホール ダイヤフラムは非常在庫のモノを引っぱり出してきて対処することにしました。これもすでに欠品なので大事に使わなくてはなりませんね。カバーに組み込まれているレリーズベアリングも欠品ですので、洗浄、修正にて使用します。ガタも少々なら機能的には問題ありません。煽動部のグリスは多からず少なからずで。 |
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ウインドウレギュレーター 助手席側のレギュレーターはパーツが欠損していて巻き上げハンドルを押さえていないと降下してしまう状態。もちろん(?)レールの樹脂製のガイドも無くなっています。というわけで、他車のレギュレーターにT字型の部分を移植して樹脂ローラーは代替え品を組み込んで修理しました(写真矢印)。結合部が全てカシメなのでちょっと面倒な作業ですね。 |
スイッチ配線も・・ 車検準備の為、灯火類をチェックしてみると、ハザードランプの片方がついたりつかなかったり・・。バルブやソケットの接触不良かと思いきや、最後の最後で半田の接触不良を発見(丸印)。ここがくっついたり離れたりしていたようです。こういうのも配線を追っていったりと、発見するまでが長い道のりだったりしますね。しかしボロいね。 |
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ようやく眠りから覚めました |
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空冷Zの巻、これにて終了。 つぎのネタは何にしようかな〜 「お客さん、事件です!」その4<空冷Z> おわり |