07.7.2 いろいろやっちゃいましょう・その3<水色ステップバン>



ついに足回り



いろいろあったエンジンも一通り終了したので、当初の予定の作業、足周りのリフレッシュに着手しました。リアは問題ないものの、フロントはほぼ壊滅状態です。ステップバンは車重がある為か、前足がくたびれているクルマが多いですね。コイツも“ふわふわのゴロゴロ”でした。




ナックル、ホイールベアリング

ナックルまわり総分解

ばらす前の状態でタイヤやロアアームをゆすってチェックしてみました。ホイールベアリング、ロアアームボールジョイントのがた、ドライブシャフトブーツの破れもあるので、こうなると一気に全部分解しちゃった方が手っ取り早いですね。ロアアームボールジョイントは良品の状態ですとイイ感じの渋さがありますので、重たいナックルと組み合わせても右写真のように自立します。


ドライブシャフトブーツ

マクドナルドが活躍

ドライブシャフトブーツが避けていると、タイヤハウスの中やホイールの内側にグリスが飛び散りますので、ときどき覗いて点検すると良いでしょう。ブーツ内部にグリスが残っていればいいんですが、全部吐き出しちゃうとジョイントを痛めてしまいます。分解時はネトネトのグリスとの戦いです。この作業の時は普段からためこんであるマクドナルドのお持ち帰りの袋に入っているナプキン(写真右矢印)が重宝します。しかし、ハンバーガー1個で3〜4枚も入れてくるのもどうかな?と思いますけどね。まあ、助かってるんですけどちょっと複雑な気分です。




ストラットも分解

いろいろ問題アリ

ストラットも分解して洗浄、オーバーホールです。ニードルベアリングはサビでぼろぼろ、ニードルもほとんど無くなっちゃってますので新品と交換です。アッパーマウントもゴムの亀裂が深いのでこの機会に交換しました。ダンパー内部は砕けたパーツがかみこんでいて、オイル圧がかからない状態でした。




エキパイの溶接修理

爆音の原因

エンジンをかけるとバリバリの爆音です。まず、ヘッドから出てエンジンのちょっと後ろ、ブラケットで固定してある付近のパイプが縦に裂けています。ブラケットの締め過ぎには注意ですね。また、エンジンマウントがちぎれていたりするとこの部分に負担がかかり、裂けやすくなります。
その後ろ、ほぼ中央部のツチノコの腹みたいな部分もパックリ裂けていて、内部のグラスウールが見えている状態です。


根気よく塞ぐ


ツチノコはそっくり覆っちゃいました


足周りを分解した時にブレーキも作業したので、ここまできたらあとは車検準備です。長い道のりでしたが、もう少しで公道復帰。作業の間にオーナーよりラジオが送られてきました。これの取り付けなどは次回レポート致します。


いろいろやっちゃいましょう・その3<水色ステップバン>
その4につづく