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いよいよ車体が登場! |
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どんどん分解 |
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シリンダーヘッドを降ろす まずはクーラントを抜いてバッテリー端子を外してから、エアクリーナーケース、キャブレター、タイミングベルト等々を外してシリンダーヘッドを降ろします。シリンダーを降ろすときに傷がつきやすい左タイヤハウス部分と持ち上げたときに一度着地させるフロント部分にウエスで養生を施しておきます。 |
今回はシリンダーは分解せず 積み換えちゃうのもなんだかもったいないくらい調子が良いエンジンだったので、オーナー共々非常に迷ったのですが、前回ほかの工場で作業した内訳などを見ながら考慮して今回はこのまま分解せずに使用することにしました。ピストンの焼け具合もまずまず良好ですね。 |
シリンダーの外部点検 |
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ボルト折れてる ウォーターポンプのパイプの止めボルトは、つけ忘れているだけかと思ったら、折れたボルトがそのまんま残っていました。このまんまだとせつなすぎるので、ドリルで掘り込んでリコイルにてネジ山再生しておきました。 |
クラッチプレッシャープレートのボルト ピストンの上死点を出したときにプレッシャープレートの丸印の位置がおかしいのでイヤな予感はしたんですが、案の定、形状の違うボルトがついていました。8本中2本はノックボルトを使用しなくてはいけません。なんだか「エンジン内部も大丈夫なのかな〜、」と心配になってきます。 |
オイル漏れ対処 |
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クランクオイルシール フライホイール裏側はほとんどの場合このくらいの汚れはありますね。でもせっかくですからオイルシールとパッキンだけでも交換しておきましょう。 『宣伝』 |
ミッション側も対処 ミッションメインシャフトのガイド部分にもオイルシールとパッキンがいますので、これも交換しておきます。ガイドを取り外すにはレリーズベアリングやレリーズシャフトなどを分解しなければなりません。せっかく外したのでベルハウジング内と共に、バッチリ洗っておきます。 |
クラッチ付近からの異音の原因 |
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クラッチカバーの摩耗 このクルマはクラッチの微妙なタッチの具合でカラカラと異音が出ていました。ヘッドの積み替えだけなら降ろす必要の無いシリンダーまで降ろしたのは、その原因を究明するためだったのです。異音の原因は“クラッチカバーとプレッシャープレートがぶつかり合ったことによるガタ”が発生していた為でした。こうなってしまった原因が、前述のノックボルトの位置合わせ不良だったのかどうかは確信が持てませんが、なんとなくそんな気もしますね〜 |
復旧準備 からっぽになったエンジンルーム。油汚れなど、手が入るうちに出来る限りクリーニングしておきます。これだけ見通しがいいと電気配線の怪しいところなども見えてきますね。そのあたりはまた次回。 |
次回は最終回 |
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さてさて、エンジンを積む準備もだいたい整いました。次回こまごまとした残作業を終わらせて、エンジン搭載〜無事完了となる予定です。ではでは。 ツインキャブに積み換えちゃおう<ステップバン> その3につづく・・ |