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ホンダマチ〜ック! |
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まずはダイナモブラシから |
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N360Eはとにかくブラシがキモ エンジンの調子がどうのこうのより、まず一番に点検しなくちゃいけないのがダイナモブラシです。このサイトでも何度も書いていますが、エンジン回転を上げても(1100rpm程度で)CHGランプが消えない場合は即刻エンジンを止めなくてはいけません。ローターやステーターが焼損すると代わりがないのです。ブラシの寿命はほとんど前ぶれがありませんので、時々残量を目視することも大事です。(写真参照)ブラシから生えているリード線が赤い矢印のところまでいくと完全寿命ですので、その前に早めに交換したいですね。 |
タイミングマークも大事 ブラシのカバーとクランクに直結されているプーリーにはマーキングがあります。このマークで圧縮上死点や点火タイミングを合わせるので、これが無いといろんな調整ができず非常に困っちゃうんですが、サビや汚れで見えなくなってることが多いのです。この車両も見えなくなっていたので、きれいに整えて赤い塗料を入れておきました。ホンダのサブロクは特に点火タイミングがシビアなので、きちんと合わせ込まないと調子が出ません。なるべく早めに点火した方が気持ちよく回るなどといいますが、Nやライフ系にはあまりオススメできません。 |
キャブレターも分解点検 |
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そしていよいよエンジン分解 |
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ボルト穴がやられてる・・ 点火とキャブ、タペットもかるく整えたらエンジンの調子は取り戻せたのですが、走行して油圧を上げても消えないカムチェーンの音が気になります。あと、Nは多少オイル漏れがあっても全然気にすることはないんですが、このクルマは盛大に漏れてます。どっちにしても、バカになったボルト穴(矢印)の修理依頼もあったので各部の状態を確認しながら腰上を分解していきましょう。 |
ブレーカーケースの不具合 ブレーカーケースからも多量の漏れがあり、その下にあるダイナモステーターの中がオイルまみれになっていました。もしもブラシにオイルが回っていたら大変な事態になっていたところです。ここも通常使用でもじわじわと滲みがありがちなところですが、開けてビックリ、(矢印の部分)オイルシールのリップが裏返って一部変形しています。カムシャフトにケースを差し込んだ時にひっくり返っちゃったんでしょうね〜、オレも気をつけよう。 |
カムケースを降ろすとさらに衝撃! |
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ヘッドカバーの裏側にチェーンの痕が・・ |
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