純正タイプエキゾーストサイレンサー
取り付けマニュアル
(N/LN360)


パーツの交換、脱着、分解、装着、
誤った使用法や誤った取り付け、その他の要因により、
車両の不調、故障をきたす、または
ケガ、死亡などの重大な事態に発展する可能性があります
交換作業はくれぐれもご自身の責任において行い、
いかなる事故、事例の場合もこちらでは責任を負うことはできません
特にエンジン機関、足周りなど機構部分については
自動車整備の技術、知識が必要となります
ご使用の場合は以上をご了承いただいたものと致します




取り付け準備

準備するもの

リジットラック、輪止め、アルミテープ、工具、ウエスなどご用意ください。ボディ、サイドシルなどにリジットラックを確実に噛ませてフロントは輪止めをかけてください。取り付けの時にどうしてもぶつかってしまうリアアクセルシャフトにウエスなどをかぶせて養生しておくと良いでしょう

ジャッキアップのみでの作業は絶対禁止!

取り付け金具の準備

付属の金具に帯ゴムをセットします。端をアルミテープで止めておくと作業がしやすいです。ダンパーゴムのナットを本締めします





バンド金具の準備

バンド金具の準備

タイコを吊るバンド金具のダンパーにゴムにステー金具を取り付けます。このステー金具を介して車体に取り付けるわけです。上の2箇所が車体と共締めされます

 

バンド金具の取り付け

バンド金具はこのように取り付けます。最初からタイコに通しておいて車体に仮止めした方が本体は落ち着くのですが、センターパイプとの連結時に邪魔であれば一度外して後からでもオッケーです





バンテージを巻く

バンテージの巻き方

写真のパイプは見本です。実際には車体下に潜り込んでセンターパイプに施すの作業です。
巻き始めの部分はアルミテープで押さえて、できるだけタイトに巻いていきます。巻きの量はサイレンサーを仮付けしながら決定します

アルミテープで仕上げる

差し込みはできるだけキツイ方が良いのですが、あまりきつすぎると入りませんし、緩いと排気が漏れてしまいます。仮付けを繰り返していい巻き量に調整してください。巻き量が決まったら最後にもう一度アルミテープを巻くのですが、少し内側に織り込むように貼ると巻き崩れが起きにくいです

 





サイレンサーを取り付ける

テールパイプを仮固定する

テールパイプは先に吊っておいた方がセンターパイプとのジョイント時に安定します。吊りゴムは元々ついていたものを再使用してください。最終的に取り付け位置が決まったら吊り金具を固定するのですが、高さが合わない場合はフック部分を曲げて調整します

センターパイプとのジョイント

この部分はよほどうまく取り付けたとしても排気が漏れがちです。その場合は外側からアルミテープで巻いても良いと思います。これは純正品を取り付けた場合も同じで、そもそもの取り付け方が難しくめんどくさいからです。ジョイントを固定するためのクランプは元々ついていたものを再使用してください。

 





各部の本締め

全体の位置を見ながら

バンド金具と車体の部分を最初に固定します。全体に無理がかかっていないか、外から見たときのテールパイプの位置など確認しながら固定します。テールパイプの吊り金具は締めれば締めるほどパイプが変形していきますので、適度な締め具合でお願いします

 

バンド金具の本締め

バンド金具の締め付けは締めすぎるとタイコが変形しますので適度な締め具合でお願いします。締め位置が決まったらダブルナットでボルトを固定してください


 

全体のチェック

最後に取り付け角度や向きを確認します。製品の精度は可能な限り突き詰めていますが、車体の個体差も結構ありますので、うまくいかない場合はこの説明書通りでなくても構いませんのでいろいろと工夫してみてください。また、使用し始めてからも定期的に取り付け状態を確認するようにしてください。
特にN360/LN360のエキゾーストパイプは脱着が非常に面倒な構造です。道具が入りにくくてボルトが入れにくい場所もあるかもしれませんが、ぜひともチャレンジしてみてください

耐熱塗料は熱を加えることによってより定着しますので、取り付けてすぐにはバンバン吹かさずにスローで内部を焼くようなイメージでエージングしてください。ペイントが剥がれた部分は市販の耐熱塗料で補修してください