第3回『扇風機』10.8.21


「このところ日本の夏は暑いね〜」

ネコも夏は扇風機の前がいいんだね〜、回ってないのに・・

まだまだ暑い日が続きそうですね〜。夏が大好きなオイラは残暑なんて言葉を聞くと「夏はまだまだ終わらないぞ!」と、とっても淋しい気分になります。とは言うものの、寄る年端には勝てずあまりにも暑いとデロデロのグラグラになっちゃうんですけどね〜。

そして夏といえば扇風機。ふと気がつけば我が家は昭和の扇風機だらけ。家族三人、一人一台体勢で夜寝る時も万全です。家電ショップやホームセンターとかで売ってる現代のものと改めて比べてみるとやっぱり造りがしっかりしてますよ。当時は扇風機も高級品扱いだったんだと思います。メーカーの気合いの入れようはこのデザインにも表れていますね。このような高級クオリティゆえに平成の今でも十分に使い続けていられるのではないでしょうかね〜




『工場で使っている背高タイプ扇風機』

工場で大活躍のナショナル製

(1)工場で使用中のコイツは3枚羽の40センチ型。回転時のバランスの良さは秀逸で、本体などと共鳴することなくとても静粛に動作する。
(2)いっぱいまで伸ばすと約170センチくらい。昔、銭湯なんかでよく見かけたタイプで、もちろん首振り機能も備えている。
(3)スイッチは裏側に下がっているこの鎖。スピードは3段階。本体の小窓の数字は0がストップ、スピードに応じて1、2、3と表示される味のあるメカニズムです。
(4)移動しやすいように底面にはキャスターがついている。キャスターって動きが悪くなりがちだが、このあまり見かけることのない不思議な形状のキャスターは現在でも信じられないくらいスムーズに動作する。



『三菱・お座敷小型扇』

寝床にピッタリ、小型扇

(1)三菱製、高さ約40センチ、約25センチの3枚羽のかわいい小型扇。
(2)モーター部分のカバーもスチール製なのでその分土台も重く、全体にずっしりとした重量感があります。
(3)スイッチはロータリー式の2スピード。シンプルなツマミがたまらなくそそられるね〜
(4)コイツは一人暮らしを始めた時に友人から貰ったもので、自分のところに来てからでもすでに25年なんでたぶん40年選手だと思います。いまでは低速にするとゴロゴロ音が出るようになってしまったので今年から隠居扱いにしました。



『70年代東芝製・高級モデルか?』

東芝の高級モデル

(1)実家からもらったワンオーナーもの。よくこんなもんとってあったもんだ。上気の2台と比べて大きな違いは子供の指がはいりにくくなったことと、モーターが軽量化されたのか、全体がほぼプラスチックパーツ構成で軽量。フードの立体的な針金ワークがとても美しい。
(2)スイッチは押しボタン式の3スピード。さらにタイマーを備えて就寝時も必要以上に身体を冷やすことなく安心。
(3)写真2の右上のボタンを押すと高さが変わるブーム機構付き、高級ですね〜。



もう一台東芝

CRYSTAL ZEPHYR

(1)上気の東芝製とデザインは近いですね。しかしこちらの方が少し旧いような気がします。
(2)ブーム機構はなく、チルトのみ。角度を決めてネジを締め込んで固定します。モーターケースは樹脂製。
(3)3スピード鍵盤型スイッチはシンプルなデザインで好感が持てます。スイッチパネル面はアルミ板のヘアライン仕上げで「クリスタル・ゼファー」と商品名が入っています。



変わり種、コイツは別格だ!

三菱製の重厚なモデル

(1)これは最近譲り受けた一番のお気に入り。こんなスタイル見たことないよ。扇風機にプロもアマもないけど、まさにプロ仕様という感じ。家庭用電化製品というよりは重工業製品の趣がぷんぷんです。ドイツっぽいデザインですな
(2)フード部分もこの独特なデザイン。羽は樹脂だが中央先端の円錐パーツもきれいにメッキがかかっていてアールの具合も非常に美しい。
(3)特筆すべきは、美しい曲線を描くパイプの折り曲げアームがスイッチの土台をくるみ込んでいるというこのバックスタイルでしょう。そして高級三脚のようなチルトの固定ネジ、さらに豪華なメタリック塗装が高級感を引き立てます。
(4)土台に埋め込まれている3スピードのスイッチのほかに、手元で操作できるオンオフスイッチがついています。ずいぶん贅沢だ、こんなのも見たことないな〜。



もう一台あったぞ〜(笑)

その名も白鳥

これで全部かと思いきや、部屋の棚からもう一台発見しました、これまたずいぶん古いプラモデルです。せっかくなのでこれを機会に組み立ててみました。もちろんモーターできちんと動作しますが、まあ、気持ちだけでも涼しげにといったところでしょうか。机にちょこんとかわいいですね。


以上、我が家の扇風機です。今になって改めて思い起こせば一台残らず全てもらいもんでした。自分ももちろん古いものが好きなんですが、それ以上に製品として成立しているというところに昭和製品の魅力を感じてしまいます。それゆえ当時は扇風機やエアコンにも名前がありましたよね。たとえば上記プラモの“白鳥”扇風機とか“エアコン霧ヶ峰”とか・・命名するくらいメーカーが気合いを入れた製品だからこそしっかりしたものだったし、高価だったあこがれの家電だったからこそ、わざわざプラモ化されたりするくらいの魅力があったんだと思います。そういうところに気づいてしまうと現代の製品に魅力を感じないのも当然のことだと思いますし、サブロクに好んで乗るのも必然なのです。一度きりの人生なんでやはりホンモノで楽しみたいじゃないですか。そう考えるとエコカー減税とかエコポイントなんか「なんてくだらないんだ」と思ってしまいますね〜。



<第3回『扇風機』>おわ