04.8.14記 伝説?の草レースチーム“フェローの会”
主に筑波サーキットで行なわれるサブロク草レースに出場する為、ネオライフ内に結成されました。旧店舗ヤード裏から引っぱりだしたダイハツフェローは何年もの間不動だった為、くさりもひどく、運転席扉は開けると足の上に落ちるというような、非常にやりがいのある状態でした。とにかくエンジンがかかって前に進めばOKという低い戦闘レベルと極限まで経費をケチるというのがウリのチームです。
メンバーはチーム監督のコーヒー野郎、ヨコヤマ(単車メカニック)ケン(電気工事士)の3人。
今回はその伝説の作業内容をちょっとだけ紹介します。
ラジエターは風呂ジャバで水あか落とし 「やっぱり水あかには風呂ジャバ(ふろがまの水あか落とし剤)でしょう!」ということでエンジンをかけたまま入れてみました。量が多すぎたのか、泡がぶくぶく出てきました。効果があったのかどうかはわかりません。少なくともCMみたいに垢がじゃんじゃんでてくることはありませんでした。
高性能キャブを搭載する為、職場でインレットマニホールドを造ってくるとヨコヤマくんから申し出がありました。「監督〜、見本のインマニないかな〜?」と言われ「おっ、じゃあ頼むね」と渡したのが実はエキゾーストマニホールドだったのです。せっかく苦労して造ってもらったのに「排気側にキャブ積んでどうすんだよ!」と怒られてしまいました。結局、それ以来ビッグキャブを積むというハナシは一度も出ませんでした。
オイルポンプが作動しなかったのであらかじめ2ストオイルを混ぜたガソリンをタンクに入れておくことにしました。しかし、ネオライフには肝心の2ストオイルがありませんでしたので、「これでいいか、」と、沢山余っていたATF(オートマのミッションオイル)を入れちゃうことにしました。ケンも「なんか入ってりゃ大丈夫っすよ」と大賛成です。この日はヨコヤマくんが居なかったので内緒にしておくことにしました。もしこんなところを見つかったら殺されてしまいます。
以上フェローの会の悪行の一部を紹介してみました。他にも「レースカーっぽくしようぜ」と、ボンネットを切ってエアスクープをこしらえてみたり、車高を落とすのにストラットを外すのが面倒なので車載のままサンダ−で切っちゃって、その結果切ったスプリングが取りだせなくなっても「いいよ、いれとけば」とそのまんまにしてみたりとなんでもアリで毎回ゲラゲラと笑っておりました。
ちなみに、このクルマはレース中にミッションが壊れて再生不能となったのでフェローの会昭島支部のフェローピックK氏に引き取られていきました。ミッションが壊れた原因も、レース当日にケースからオイルがジャンジャン漏れてきて、そのままではコースにまき散らしてしまい黒旗がでてしまうので、スタート前にあらかじめ全部抜いておいたのです。壊れて当然ですね。
そういえば、結成当時はコーヒー野郎以外は別メンバーでした。初代エースドライバーの山田健は仕事中に交通事故で亡くなってしまったのです。こいつもまたシャレのきくすばらしい男でしたので、非常に残念です。この時のメンバーはオールドタイマーNo.50にて紹介されています。お持ちの方は見てみて下さい。
私コーヒー野郎は本日をもちましてフェローの会会長を辞任させて頂きます。次期会長はフェローピックK氏が努めてくださいます。それに伴いましてフェローの会昭島支部が今後の本部となりますので、変わらぬ応援ヨロシクお願いします。 |